16歳の魔法 〜シックスティーン〜 (短編)
そう思っているうちにだんだんもっと腹がたってきて、ズカズカと自販機までジュースを買いに行った。
自販機まで着き、お金を入れようとすると一人の男の人と手がぶつかる。
「あぁ!!すみません!!!」
そしてその男の人のほうを向いて謝ると……。
その男の人は昂だった。
『…早く買えよ。』
わぁ!!!久しぶりに昂とはなした!!!
でも…今のはむかつく!!
「あー、はいはい。」
そう言ってオレンジジュースを買った。
知らなかったんだ−−その時ずっと昂が後ろにいて、しかも私のほうを見てたのを−−。
歩きだそうとしたら真後ろにいた昂とぶつかった。