相思相愛。　～生きた証～
第一章

天国地獄

桜が綺麗に咲く今日この頃。

6年間の小学校生活も終わり、私は今日中学生という大きな一歩を踏み出そうとしていた。

新品なバック、セーラー服、自転車。

真新しい物をまとって家の近い友達と中学校へ向かう。

家の近い惠梨菜と初実。

小学校高学年からよく絡むようになり今では仲良し三人組だ。

お互いの見慣れない姿と期待を胸に、いつものお喋りをはじめる。

私の家から30分ちょっとでつく距離。

お喋りをしていたらあっという間につく。

初めてみる顔、見慣れた顔、たくさんの人が昇降口前に集まっていた。

クラス分けの張り紙が昇降口のガラスに貼ってある。

残念ながら幼馴染みの有美とはなれなかったが、奇跡的に惠梨菜と初実とは一緒だった。

「やばいね！三人とも同じクラスだよ！」

私は予想もしていなかった事にびっくりしていてはしゃいでいた。




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