相思相愛。 ~生きた証~
朝、いつものように登校した。

なんにも変わらない。

なのに、どうしてこうも…

人生が変わってしまったのだろうか。

教室につき、机の元へ向かった。

いつものと違ったのは前の席にいた、

ある一人の男子の鞄がおいてあること。

自分の席があるのに、わざわざ違う席に置くのがわからず、

ちょうど近くにいたので声をかけてみた。

「ねぇ、鞄邪魔なんだけど。どかしてくんない?」

「ちょっとくらいいいだろ、おかせろよ。」

「自分の席があるでしょ。 どかしてよ。」

「お前そんな事言っていいのか?”あれ”言うぞ。」

その男子が言っている”あれ”の意味。

自分ではすぐに理解できた。

なのに私は意地を張って、

「別にいいよ。」

そう言ってしまったのが始まりだったのだ。

「ニキビ。」

これが私の運命を変えてしまうほどの一言。
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