キケンな彼の誘惑
誰かが、私の手を

突然掴んで走った。


・・・・この後姿。


「健吾・・・」


「気をつけろって言ったろ」


健吾の額から汗が流れた。


「どうして、ここまでするの?」


「・・・・」


「彼女いるくせに。」


「オレにもわからない」

「私のことは、ほっといて!」

「ほっとけない」

健吾は私を抱きしめた。
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