Dear








こいつの名前は朔瀬 碧。







いつも女子に囲まれては、あたしの所に助けを求めにくる。







「なぁ、葵」







「………………」







「無視してるの、それ」







少し膨れたように椅子をキコキコと揺らしだす。







「まぁ、いいや。葵の隣に入れたら十分だし」









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