私の王子様は意地悪王子!?
と思い、起きようとした次の瞬間。



ドガッ――――。


またかよ。もう、無理だ。



と思って、倒れこんだとき。


俺は、床に顔をぶつけようとしたのに。



無理やり、あいつの顔がキスする状態に入ってきて。



「んっ!?」


チュッ。


と、リップ音と一緒に・・。


・・・ガラッ―――。



あいつが来てしまった。




ニヤリ。



こいつ、全部計算かよ。



「えっ―――――」


あいつの可愛い声が響く。



葵!!



「ちがっ――――」



と、誤解を解こうとしても。



あいつは信じてはくれない。
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