青く澄んだ空∞
理子って…あの石原!?
いつも汐音といるヤツか…。
無駄にある色気といい……
何か、正直ニガテなタイプだった。
ってか……
「………で?」
「“………で?”じゃねぇだろ!!!」
「………。」
意味わかんねぇし、コイツ。
「…お前と杉山、俺と理子ちゃん。
 男女のペア。…どうよ」
にやりと笑い言ってきた。
「ふーん……なるほど」
汐音と2人で回れるってことか…。
コイツにしては、いいこと言うじゃん。
「いいよ。……契約しよーぜ」
ガシッ
しっかりした握手をした
…………っていうことだ。
まぁ、それから、話していくうちに、
気が合って…
なんっつーか、親友?
みたいなのになったわけだ。
「おぅ。今から入る」
「だーめ、俺が先に入って理子に会いにい くから!!!」
……そーいうことか…
「…やってやろーじゃねぇの」
「…上等だっ!」
……風呂入るだけで、
小学校並みの喧嘩をしたという……
ガキだな…俺も。
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