青く澄んだ空∞
「……でさぁ、どれに乗るの?」
すると麻斗はニヤリと笑って
「もちろん、お前の大好きな……」
「なっ何!?」
コーヒーカップとか……?
いやいやいや……
このドSが、そんな可愛いものに
のるわけない…
……じゃあ……まさかっ!!!
「お化け屋敷だろ?」
「ギャァアアアア」
嫌だ! 嫌だ!
この世で嫌いなものベスト3に入るものなんですけどぉ!!!!
「えっ何? そんなに行きたいのか汐音」
「いえいえ!!!!めっそうもございません」
ブルブル首を振っている私をよそに
「しかたねぇな、行ってやるよ」
……とか言い出ぁーーすっ!!!
「いいいい行きたいなんて…そんなぁ」
うなだれている私なんて気にもせず、
麻斗はお化け屋敷まで私を
引っ張っていった……
…どうなっちゃうんだろ…私。
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