青く澄んだ空∞
「麻斗ぉ?どぉしたの?行くよ?」
「…………」
「…あの人達?気になるの…?」
凛が屋上を見る
「…もう行こう」
俺が教室を出ようとすると
「ほらね。また麻斗は裏切られたじゃん。
 …っ……私は麻斗に、もう傷付いてほし くないのっ…また、あの時みたいに。」
凛はあの屋上を見つめながら泣いていた。
俺は凛をいつも泣かしてばかりだ。
そして、守られてばかりで。
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