年の差恋愛
「家族に寂しい思いさせちゃ駄目だから」
「陽菜様…そういうわけには…」
「そばにいるのが本当の幸せなんだよ?きっと」
「陽菜様…」
贅沢な悩みなのかもしれない。
でも本当に心からそう思う。
その後は何もする気が起きなくて…
ご飯も食べず、お風呂だけ入った。
毎日欠かさないあんこときなこの散歩も高橋さんに任せて…。
最近ずっとしてた先生へのメールも送らなかった。
考えちゃ駄目。
次の日自分の顔のむくみにびっくりしながらリビングへ下りた。
「陽菜様!妃芽様と耕輔様から遠足の許可がおりました!」
「ん~…。………うそ!?」
「本当です。陽菜様に繋がらなかったと伺ったのですが…」
ケータイを見ると不在着信2件。
どっちも両親だった。
絶対反対されると思ってたけど良かったぁ~…
こうなったら楽しむのみでしょ!!