海の恋人~人魚姫×最強総長~ 【下完】
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「おい、放置プレイかよ。……って、何読んでるわけ?」
「煩い、亜季は少し黙って。」
美香はどうやら熱心に分厚い本を読んでいて、俺なんかどうでもいいらしい。
「…花言葉って、ロマンチックねえ!」
と、突然本から顔をガバッと離して言った。
「花言葉………ねえ。」
俺はそんな美香に苦笑い。
そして、何となく外の庭に目をやると、薄紫色の一輪の花が目についた。
「あれは……?」
俺は、指を指して訪ねる。
「クロッカスね…えーっと…」
美香は、本をペラペラ捲りながら何かを探している様だ。
「あっ!あった!あれは…」