ブログ女 ーAyu Official Blogー


赤で書かれた文字を
まじまじと見る結城



「でもさ、これ…ちょっとおかしくない?」



『何が?』



「歌の最後の歌詞 " そこで慌てて湿布した " の " そこ " だけどうして平仮名なんだろう?」



『え…』



確かに。



【そこ デ アワテテ シップ した】



"そこ"と"した"の部分だけ



まるで強調しているかのように



たった2文字だけの為に
改行されスペースが空いて



平仮名になっている



「…それより、屋敷に行って俺達は無事に帰って来る事が出来るのだろうか?」



『帰れるといいけど…』



解らない



無事に帰れるかなんて



人間じゃない怨霊になった



そんな相手が居る場所に
あたし達は行くのだから



「ま、今…深く考えてもきりがないか」



" きりがない " と



あたしに対して微笑んだ結城は



言葉の最後に



" 萌チャンの事は俺が守るし "



そう言って優しく
頭を撫でてくれた



『……。』



優しい手
優しい声



優しい眼差し



結城に触れられた場所から
一気に熱が上がるのが解る



話し合いの結果屋敷へ行く日は



19日


亜由美の命日に行く事へなった



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