恋愛談義!
抜け目ないやつ……。
「井上さんってきれいですよね~」
高野さんの部下は井上礼央に色々と話しかけている。
私は眼中にないようだ。
まぁ、いいんだけどね。
会話の中で適当にあいづちを打ちながら、高野バイヤーのグラスにワインをそそぐ。
店に入って一時間で、すでにワインは3本空いていた。
「男にきれいって、全然褒め言葉じゃないですよ」
井上礼央はやんわりと否定しつつ微笑むけれど、確かに井上礼央は端整な顔立ちをしていると思う。