恋愛談義!

くそっ。

なんだかうまくあしらわれているような気がする。



グイッと頬の涙をぬぐって
(男の前ならハンカチで抑えるけど、もういい)

井上礼央を見上げる。



「今度の休み、付いて来てほしいところがある」



喧嘩腰の私の口調にも、


「うん、わかった」


あっさりとうなずく彼。



説明するより、現実を見て、知ってもらうほうがいい。


口を介せばそれは私の願望になってしまうから。



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