恋愛談義!

そのままシーツの上を、ゴロゴロと転がったり、上になったり、下になったりと、じゃれあう子猫のように一通り抱き合っていると


井上礼央の長い脚が動き、私の膝を割る。


押し付けられるあれの感触に一瞬目を丸くすると


「俺まだまだだから……覚悟して」


唇の端をにやりと持ち上げて微笑む彼。



「う、そ……」



もう、散々したじゃないのよ、と言いかけた唇は



「ちかこの体、俺に『Buon appetito!(おいしく召し上がれ!)』って言ってるよ」



いともやすやすと食べられてしまった。



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