恋愛談義!
確かに邪魔してやると言われたけれど……
これがそういうことなの?
ふと、斜め前の井上礼央のデスクを見ると、ぱちっと目があった。
彼は無言で、唇の端をそっと持ち上げるようにして笑う。
してやったりと、そういう顔をしている。
「――!!!!」
信じられない!
全身の血が、さあっと引く音が聴こえた。
いったい何が気に入らないのよ。
いや私が気に入らないのかもしれないけど、公私混同にもほどがあるでしょうよ!!!