恋愛談義!

やっぱり外国の血が入っているのかもしれない。


裸の井上礼央は、ダビデ像のようにきれい。


肌のつやや手触り、白さが日本人のそれとは違っていて

けれど腹筋は寄り合わせた鋼のように恐ろしく固い。


手のひらをそのまま下に滑らせ、指でなぞると、かすかに息を漏らす。


見事な巻き毛の奥から覗く井上礼央の瞳は、うるうると潤んでいて、まるで女の子にいけないことをしている気分になる。



「おっきいのね」

「バカ。女がそういうこと言うな……」

「口の中、奥まで入れられなさそう」

「だから……」

「少し黙ってて」




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