恋愛談義!

いつもの私なら、こんなふうに職場の同僚と寝るようなことはしない。


リスクが大きすぎるから。


なのに私は井上礼央を裸にし、彼の体に唇を押しつけ

溶けかけたソフトクリームを舐めるように、舌を這わせている。



まだ私が触れているだけだというのに


鈴川さんとするよりも、百倍よかった。



元々性的には淡白なたちなのに

どうして私はこんなに興奮しているんだろう。




「あーもう……」



初めて男に体を開いた処女のように、羞恥に震える井上礼央はあごを持ち上げて、息を荒くしている。



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