君は僕を好きになる。


それになんか嫌な予感がする。


「…お断りします」

「たかじょぉーっ‼」

「今の日直に頼めばいいじゃないですか。今日は学級委員の田中くんですよ。真面目で忠実にやってくれると思います」


どうにかしてこの面倒な仕事から免れようと失礼ではあったけど田中くんを標的にして話を反らした。


涙目の担任は僕の手をがっしりと掴んできて離してくれない。


「高城じゃないとダメなんだよ」


僕じゃなくてもできます。

皆、同じ人間だから大丈夫。
お願いだから他をあたってほしい。



「平岡の為と思ってお願いします!高城さん!」

「先生怖い!生徒に敬語使うなよ!」

「お前は平岡を見捨てるのか⁈」

「意味わかんないよ!」


担任のこの執着、恐ろしい!

僕にこだわりすぎでしょ⁈

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