Secret Prince[短篇]
…寝ながらも俺を夢中にさせる気?
コイツは分かってねぇ。
何にも分かってねぇ。
「…本当、」
嫌になる。
梨華、そろそろ気付けよ。
お前のその言動。
全てが俺を惑わせる。
「…スー、」
小さな寝息を立てるその唇をゆっくりと塞いだ。
風邪が移る。
分かっていても止められない。
コイツにだけ、
俺の抑えは聞かなくなる。
「…本当、俺どうしたんだよ。」
高校生に振り回される24歳。
まさにそんな感じだった。