Secret Prince[短篇]
あ?
何コイツ。
今にも寝そうな梨華の顔。
…お前が寝てどうすんだよ!
「…寝てるし。」
結局そのまま夢の中の梨華。
スースー寝息を立てながらそのまま寝てしまった。
頬にそっと触れる。
「ん…」
小さな声が漏れる。
寝ててもしっかりと握られた手。
「…幼稚園児?」
寝顔か余りにも無防備で、余りにも可愛い顔をして寝ている梨華。
「ゆ、じ」
「は…?」
寝ているはずの梨華から聞こえる俺を呼ぶ声。確かに今、梨華の口は”裕二”と動いた。