Secret Prince[短篇]
「もう、どうでも良くね?」
「良くない!!」
大切なテスト。
これで赤が付いたら相当ヤバイ!
手が熱いとか、
そんなこと言ってる暇はなかった。
「裕二、大人しくしててね?」
「……無理。」
リビングで勉強しようと思った。
ここだと、裕二が居てドキドキして集中できないから。
…無理って。
そう言ってる傍から私の服の袖を引っ張るから、なんだか胸がきゅーんっとトキメいてしまった。
「…寝言で俺の名前、呼ぶくらい好きなら傍に居ればいいじゃん。」
「へ…?」
い、今なんて…?
寝言…!?
かーっと赤くなる私。
にやっと笑う裕二。
「…何度も言ってた。」
「うっそ…」
は、恥ずかしい!
本当に!?
そんなあたふたする私を
裕二がひく。
「ぅわ…」