Secret Prince[短篇]





「…梨華?」


「はい?」






誰もいない休憩所。
聞こえるのは遠くで遊ぶ子供の声。





小さな屋根。
小さなベンチ。





そこに2人で腰を下ろす。









「…望、だっけ?」


「…え?」








私の直ぐ隣に腰を下ろす、裕二にドキドキ。





「…俺は、アイツと違うから」



「……。」







真剣な目に心臓が壊れそう。

暖かい言葉に涙が溢れそう。







「一生、お前のこと大事にするし、泣かせたりもしない。……だから」





ふわっ




頭に乗る裕二の手。









暖かくて、大きくて、私はその手に撫でられると安心できるんだ。…私、好きだよ?裕二が好き。







「黙って、俺のものになれ。」




「っ//」







口調が命令形なのがなんだか笑えた。そして、ドキドキした。










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