ブログ女 ーAyu Official Blogー 2
『危なっ…』
前の車に気付いた結城は
慌ててブレーキを踏んだ。
何で急停車?
よく見ると
停車する先頭の車から
数え俺の車は3台目で
" おい、突然止まんなや! "
結城の車の前に停車した
運転手の男は車から降り
先頭の車の運転手に
罵声を上げて怒鳴る
突然
急停車されたのは腹が立つけど
早く江波家に行かなきゃ
今はそんな事を
言ってられない
そう思い
俺は
2台の車の横をすり抜けようと
ハンドルを回そうとした瞬間…
" ゔっ…あぁああぁぁあッ! "
威勢よく罵声を上げていた男が
先頭車の
運転席側の窓の横で
突然怯え叫び始めた
『 …!?』
叫び声を聞き慌てて
車を降り駆け寄る俺
『どうし…』
駆け寄った俺が見た物
それは
先頭車の男の醜い姿
男の皮膚はドロドロに焼け溶けて
髪も歯もほとんど抜け落ちている
『……。』
男の叫び声と
ゴムが焦げた様な強い異臭に
何事かと集まって来る人々。
先頭車の周りは
あっという間に人だかりが出来た
また、まただ…
男の死体を見ていると
ポケットの中で携帯が振動した