ブログ女 ーAyu Official Blogー 2
" マテエエエェェエエエ!!! "
怒りに満ちた表情
変な角度に手足のある肉の塊が
物凄い速さで追いかけて来る…
結城と亜由美は
江波家の両親の元寝室だった
部屋に入り慌てて鍵をかける
鍵をかけた俺は
棚を動かし
ドアが簡単に開かない様
ドアの前に移動させる。
『アレの退治方法は?』
「えっ…」
『呼び出す方法知ってるんだから退治方法も知ってるだろ』
「……。」
『亜由美チャン!!』
「で、出来ない…怖い…あたし…」
未だ震えが止まらない
亜由美の体を見た俺は
何も言わず優しく頭を撫でる
「お前…」
『お前じゃなくて俺の名前は結城』
「……。」
『退治方法教えて、俺がやる』
ドンッ
ドンドンドンドン!!
『もう追いついて来やがった…』
" アケロ アケロ "
何度も
何度も
ドアを叩く亜由美の父親
俺は亜由美を殺しに来たハズなのに
思ってもない展開に戸惑いながらも
亜由美チャンに退治方法を聞く
「嫌だ…嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ」
亜由美は
父親の声を聞いた瞬間座り込み怯える
四つん這いで赤い服
化け物の亜由美はどこに行った?
それほどまでに父親に恐怖心が強いのだろう
ドンッ
ドンドンドンドン!!
物凄い力でドアを叩き続ける父親
このままじゃ今にもドアが壊れそうで
「…せ、生前大切にしてた物」
『え?』
「それで退治出来る」
大切にしてた物…
亜由美の父親の?
『それって…』
「お前があたしを殺す為に探してたもの」