Apasionado!2~俺様社長様の甘い誘惑~
お粥を温めて
「恭介さん」
「ん」
お茶碗によそい
「はい、どうぞ」
「食わせろ」
へっ?
「俺は病人だ。食わせろ」
エラソーに急に病人面するのね。
朝まで風邪ひいてないって言い張ってたのに。
「早く」
「…はい」
レンゲに掬い
「はい」
「ん…ァ、熱っ!お前、俺を火傷させる気か」
「……」
睨んでるし。
はぁ~溜め息
ふぅ~ふぅ~ 冷まして
「はい」
「ん」
やっと食べてくれた。
――
―
何か私…母親みたいじゃない。
「はい、お薬」
薬を飲ませて
「じゃあ、片付けて来ますから寝てて下さい」
「すぐ戻って来いよ」
「…はい」
ホント手間が掛かる俺様だわ。