Apasionado!2~俺様社長様の甘い誘惑~
「どうする?酒飲みに行くか?部屋で飲むか?」
「あ、最上階にラウンジがあるようなのでそこに行きたいです。京都の街が一望出来るだろうし」
部屋で飲んだら迫られるだけだもん。
「ん」
部屋を出てラウンジへ。
窓際の席に案内されて
いつも通りスコッチとヴァイオレットフィズを。
再び
「乾杯」
お酒を飲みながら
「正面に京都タワーが見えるんですね」
綺麗だな。
そんなに高い建物もないし、何より山が見える。
「何かやっぱり古都って感じですね」
「……」
恭介さんも夜景を見ていたが、私に視線を戻す。
うん?
――
―
まだ見てる。
な、何か付いてるのかしら?
顔を触って見るけど何もない。
――
―
まだ…見てる。
何だか恥ずかしくなってきた。