Apasionado!2~俺様社長様の甘い誘惑~
「恭介さん、どうしたんですか?」
「……」
ち、ちょっと何か話してよ。
顔が火照ってくるじゃない。
「クククク…お前、真っ赤」
真っ赤って!
「恭介さん!」
私の手を握りしめ
「いい加減に馴れろ」
「馴れませんって」
恭介さんの親指が私の手の平を撫でている。
上目遣いで見てるし。
ドキッとするほど色っぽい。
や、ヤバい。
心臓が激しくビートを刻んでる。
これじゃ部屋にいるのと一緒じゃない。
「志織…部屋に戻ろうか?」
「えっ?」
まだそんなに時間経ってないじゃない。