小さな豆子は霊能力者!? ―マイ・プレス―

するとフワッと体が浮いて持ち上げられた

「…俺が連れてく」

「…大ちゃん」

「おい 奈緒姉 こいつはもういいだろ?」

「あ…うん」

「奈緒さん 現場の説明は私達がするので」

「…わかったわ」

「じゃあ 俺とこいつは先に帰ってるから」

「ええ」

私は大ちゃんに抱えられて

その場を後にした


--------------------------------------------------


黙々と歩いていく大ちゃん

私は大ちゃんの片手に抱えられてる

両脇の下に手を入れられて少し恥ずかしい

「…ねえ」

無返答

「ねえってば!」

「しゃべんな!」

< 132 / 164 >

この作品をシェア

pagetop