不器用なココロ
「夢亜?その子誰?」
あぁ、もぉ、いうしかないかな…。
あぁ、どうしよう…。
「あ、ゆめの彼氏の天野怜です。」
って、
「怜!?」
なんで、そんな率直な!
ママも、驚いているようだ。
「あなたたち、いつから付き合ってたの?だって、夢亜、昨日学校いったばかりじゃない?」
怜は、
「昨日です。」
なんて、簡単に答えるから、恥ずかしくてしょうがない。
「怜、ちょっと、待ってて。」
この場から逃げ出したくなって、自分の部屋に駆け込む。
メイクをして、髪も巻いて、準備OKと思って玄関に向かうと、怜とママの楽しそうな声が聞こえて、少し妬く。
とっさに怜に抱きついてしまった。
「あたしの怜と、たのしくしゃべらないで。」
あれはママだよっ。
言ってしまった。恥ずかしい///。
ママと怜も少し照れてる。
それで、とっさに外ににげた。
怜が追いかけてきて必死で逃げるけど、すぐにつかまってしまった。
「自分の親にまで妬きもち妬くなんて、お前、どんだけだよ。」
って、いうから恥ずかしくなった。
でも、今は素直でいたい。
「そぅだよ。」