続・俺様王子の初恋





一昨日、私は美夏さんに
言いたい放題言って、
美夏さんを悠太さんのところへ
行かせてしまった。





そして昨日、先輩から
電話がかかってきて、





『 明日1時、俺の家に来い 』


「 ?・・・なんでですか 」


『 悠太来るから 』


「 え? 」


『 いいから、来いよ?じゃあな 』





ブチッ、と一方的に切られた電話。
その後何度先輩に電話をかけても
出てくれなくて、メールの返事も
くれなくて、結局私は逆らうことも
できずに先輩の家に来てしまった。





「 暑いんだけど 」


「 脱げばいいんじゃないんですか? 」





もうすぐ7月。
先輩はタンクトップの上から
シャツを羽織っていて、
それも胸元までボタンを
とめていた。






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