続・俺様王子の初恋





苛立ちを押えながら歩いて
向かっていたのは教室だった。








──────────ガチャッ・・・









教室、だったはずなのに
俺は旧校舎の、保健室に居た。







「 ・・・っくそ・・うるせぇ 」






耳を塞いでも、響く。
早くあの家を出たい。






けど、それから一年。
葵と離れることになる。








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