続・俺様王子の初恋















───────────恋愛、ごっこ。







「 もう一度言う。考え直せ。
  君には悪いが、泰雅には
  ”将来”がちゃんとあるんだ。
  君と一緒になるために・・・
  ただそれだけのことでその
  将来を潰すなんて可笑しいだろう? 」







厳しさの裏にあるのは、
優しい親心、なんだろうか。







「 君にだって将来はある。
  泰雅について行くことなんてない。
  ”一時の気の迷い”で進路を
  決めることなんてないだろう 」







多分、私はまだまだ子供で、
外見がどう変わろうと
中身はまだ”子供”そのものだった。








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