先輩と後輩の恋愛事情
「先輩、ありがとうございました」
小さくお辞儀する。
先輩は
「ハハハ、そういうのかたっくるしいからやめてよ」
と笑っていた。
「じゃぁ実梨ちゃん、おやすみ」
「おやすみなさい」
手を振って帰っていく先輩に私も手をふった。
自分のベッドに寝っころがり、今日1日のことを思い返してみる。
今日はいろんなことがあったなぁ…。
家の中に入った瞬間、私は親にものすごく怒こられた。
それもそうだろう。
連絡の一本もしてないのだから…。
今度からはちゃんと連絡を入れるということで許してもらったが…。
何かふにおちない。
まぁそんなことはいいや。
今日一番のできごとはそんなことじゃなくて、佳と別れて先輩と付き合うようになったことだ。
佳は友達として話してくれると言ったものの、私がちゃんと話せるか心配だ…。
それに先輩と付き合うということになった以上、早瀬先輩からどんなことをされるのか…。
何もかも不安で仕方がなかった。
明日うまくやっていけるかな…。