強引な次期社長の熱烈プロポーズ

5.初日·東京



「おはようございます」
「おはよう。今日から3日間、頑張ろうね!」

朝イチで坂谷に挨拶をすると、やけに張りきったような返事が返ってきて百合香は首を捻った。


いつもと同じ。
発注書書いて、お客様について。

(ちょっと位、忙しい方がいいな。時間が早く感じるだろうから。)

百合香はそんな考え事をしながら朝の準備をしていた。



いざ開店時間を過ぎると、程よくお客様が出入りし、休憩も難なく回せて平穏に時間は過ぎていった。

そしてまもなく閉店という頃、坂谷が百合香の元にやってきた。

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