強引な次期社長の熱烈プロポーズ
「坂谷さん。私やっぱり…」
そしてまた少し沈黙が続いた。
「…もう少しオレのことみてみて?」
「え・・・」
「コレ、オレの携帯だから」
坂谷に手渡された紙には11桁の数字が並んでいた。
RRRRRR RRRRR
今度はその坂谷の携帯が音を鳴らしている。
坂谷の着信はメールではなくて電話のようだ。
「じゃ、また」
そう言って坂谷は背を向けて電話に出ながら歩いて行った。
百合香は手にしたメモを見つめた。
(智さんとは違う、男の子っぽい字…)
それをポケットにしまって百合香もメールを開く。
それは柳瀬から待ち合わせ場所を知らせるメールだった。
『坂谷くん?今日はどう?』
「いえ…もう別れましたよ」
『強引に誘えばいいのに』
「そういうの、好きじゃないんスよ。それよりもう戻ったんですか?
阿部さん」
『…ええ。今は社にいるわ』
受話器の向こうでは美雪が一枚のFAXを手にしていた。
そしてまた少し沈黙が続いた。
「…もう少しオレのことみてみて?」
「え・・・」
「コレ、オレの携帯だから」
坂谷に手渡された紙には11桁の数字が並んでいた。
RRRRRR RRRRR
今度はその坂谷の携帯が音を鳴らしている。
坂谷の着信はメールではなくて電話のようだ。
「じゃ、また」
そう言って坂谷は背を向けて電話に出ながら歩いて行った。
百合香は手にしたメモを見つめた。
(智さんとは違う、男の子っぽい字…)
それをポケットにしまって百合香もメールを開く。
それは柳瀬から待ち合わせ場所を知らせるメールだった。
『坂谷くん?今日はどう?』
「いえ…もう別れましたよ」
『強引に誘えばいいのに』
「そういうの、好きじゃないんスよ。それよりもう戻ったんですか?
阿部さん」
『…ええ。今は社にいるわ』
受話器の向こうでは美雪が一枚のFAXを手にしていた。