強引な次期社長の熱烈プロポーズ


「今日は来てくれてありがとう。あんなヤツだけど、また懲りずに来てね」
「ああ。ご馳走様」
「あの、本当今日はありがとうございました!」


玄関先でまどかが見送ると柳瀬と百合香は白い車の横に立ってお礼を言った。
まどかはにっこりと車が見えなくなるまで手を振ってくれていた。


「・・・すごく、いい方ですね。まどかさん」
「ああ。昔から変わらないよ」
「江川さん幸せですね」
「じゃなきゃあんな風に寝ないだろうな」


嫌味を含めて笑いながら柳瀬がそう言うからついつられて百合香も笑ってしまった。


「また、声掛かると思うから会えるよ」
「はい」


そしてすっかり夜も更けて人も見当たらない道路を走っていく。

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