強引な次期社長の熱烈プロポーズ
「迷いに迷って決めた万年筆は希望のペン先がなくて入荷待ちになった。
その時に俺が承り書を走り書きに使ったのが“これ”」


柳瀬の掌には愛用の木目調“桜”の万年筆。


そう。なんとか納得いく予算とデザインのものを決めたはいいけど細字がないから入荷したら連絡をするからと、そのあとその承り書に名前と番号を記入した。


「その時に君はこういったんだ。」


(私が?何か言った···?)



「『素敵な万年筆ですね。すごく似合ってて貴方の為のペンみたい』」



正直、はっきりとは覚えていない。
だけどあの時の店員さんは親身になってくれて優しい雰囲気だったのはなんとなく覚えてる。



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