【完】グラウンドの君



1人教室にぽつんと残されたあたしは
はぁ… とため息をついた




― と 同時に。






「おーいっ!」

外からの大きな叫び声が。




この声って…




「おーいっ!」



急いで窓にかけより、身を乗り出すと

やっぱり下には 君の姿。





今出ていったのに
ほんと、どんだけ俊足なんですか。




思わず笑みが零れる。












「俺もだから!」





< 8 / 11 >

この作品をシェア

pagetop