SAKURA SAKU

いつもの少女



〜翔唯side〜





『お疲れ様です。』






後輩たちにそう言われ、





『お疲れー』







そう返した。










『翔唯、お前、今日の部活やる気あった?』





隣にいた双史が呆れながらも聞いてくる。








『ん?あった。』






あの女を見るまでは。








『は?なかっただろ、絶対。パスしても、取らねーし、取ったと思ったら、ろくにシュートもしねーし。お前、大丈夫?』








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