Love Me...?
――はい。いつの間にか昼休み!
「弁当〜♪」
「…あ、弁当忘れた」
少し小さな呟きが聞こえて、横を見れば葵くんがカバン片手に項垂れていた。
…弁当、忘れたなんて…。
『葵く、』
「葵くんお弁当忘れたの!?あたしのあげるよ!」
「私の食べる〜?」
わぁお、地獄耳☆
てか、あたしの言葉遮らないでよ。
「葵ー、ワタシの食べる?」
「一樹……」
…気持ち悪い。
イッキが、声を高くして弁当を顔の横に持ってウィンクした。
…さすがの葵くんもヒクよね。いろんな意味で。