特上男子
前を向くと、何やら楽しそうに笑っているセリさんがいつの間にか私たちの少し前を歩いていた。
そしてその隣には同じく笑顔の智輝がいた。
セリさんの笑顔も可愛いけど、智輝の笑顔も可愛いな……。
隣に居るのがセリさんやけんあんな顔で笑うんやろうね。
『隣にいんのってモデルの智輝じゃね!?』
「――うん」
『えっ!?お前何急に暗くなってんだよ!?』
そりゃあー暗くもなるやろ。
間近で二人を見て改めて思った。
本当にお似合いやな、って……。
「好きやった王子様……」
『はっ……!?』
遥にマジで言ってんの!?みたいな顔をされて苦笑いしかできんやった。
自分でも分かっとるし。
無謀な片想いやったって。
智輝とセリさんはタクシーを拾うと、二人で仲良く後部座席に乗り込み何処かへ行ってしまった。
そしてその隣には同じく笑顔の智輝がいた。
セリさんの笑顔も可愛いけど、智輝の笑顔も可愛いな……。
隣に居るのがセリさんやけんあんな顔で笑うんやろうね。
『隣にいんのってモデルの智輝じゃね!?』
「――うん」
『えっ!?お前何急に暗くなってんだよ!?』
そりゃあー暗くもなるやろ。
間近で二人を見て改めて思った。
本当にお似合いやな、って……。
「好きやった王子様……」
『はっ……!?』
遥にマジで言ってんの!?みたいな顔をされて苦笑いしかできんやった。
自分でも分かっとるし。
無謀な片想いやったって。
智輝とセリさんはタクシーを拾うと、二人で仲良く後部座席に乗り込み何処かへ行ってしまった。