光輝

「勝太はいつもなにをしているんですか?」



すると、勝太は胸をはってこう答えた



「剣術の稽古をしているのです」


「剣術ですか…」


すると、勝太はうんうんと頷いた


「じゃあ、御家の方がいない時は、私にも教えてください」


すると、勝太はニッコリと笑って頷いてくれた


「ありがとう、じゃあ私は、すこしお散歩してきます」


そう言って、私はまた壁をすり抜けて試衛館の中を歩いてみた



ここが今日から私の家か…

今までふらふらとほっつき歩いていたが、帰る家があると言うのは安心するものだな…


と思いながら庭を見渡していると、なにやらおどろおどろしい雰囲気の黒いモヤが庭にある


ん?なんだ?

あれは…石?


一つの大きめの石だった


なんだあれは、気持ち悪い


気にはなったが、私は特に近づくことはなかった



後にこれが、最初の事件に繋がるとは、この時の私は思いもしなかった




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