光輝


「おわっ!!鈴じゃねぇかっ!!どこいってたんだよっ」



私は平助に飛び付くと、少し怒ったように叱られた



「ごめん」


私が謝ると、平助は「分かればよし」と、笑ってくれた


「ところで…」


さっきから気になるのは、平助の隣にいる美青年


聞くべきか…


「所で平助、そこの人はだれ?」


総司は、そんな私の考えなんておかまいなしに、呑気にたずねた


すると、平助はニカッと笑って、美青年の肩をポンと叩いた


「この人が、化け紅葉の正体」


「へ?」


この人が?

この美青年が?

この美しい人が?


「…ありえない」


「ふーん、君が化け紅葉だったんだー」


絶句する私の隣で、面白そうに笑う総司


「で、化け紅葉さん。あなたの名前は?」


今だ絶句中の私をお構い無しに話を進める総司


「斉藤一だ」


「ふぅん、一君って言うんだ」

そして、ようやく話しに戻った私は、美青年改め、斉藤さんに尋ねる


「でも、どうして化け紅葉に?」


その質問に答えたのは、平助だった


「それはだな─────




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