ねぇ、先生。
〇プロローグ




「行ってきまーす!!」




あぁ、もう高3か。
受験するときになったんだ。

春――――

季節は春。
新しい学年になる。
新しく1年生も入ってくる。
新しく先生も入ってくる。
私はまだ何も、感じていなかった。





『ひより!同じクラス!!』

「ゆかりーん!!ホントにぃ!?」

『何で嘘つくのよ(笑)』

「この先生…誰だし。」

『うわっ。男じゃん。最悪。』




今までなった担任で、ろくな奴はいなかった。
そう。
私は担任運がクソ悪い。
今回も、いい先生なわけがない。




『今回は変態かね?』

「変態!?困るわ。彼氏が心配しちゃーう(笑)」




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