叶わない恋。




『うわぁ~お前ら2人かよ…』


桐ちゃんは私と夏希を見てイヤそうな顔をしている



「そういうのかなりウザイ…」

夏希は窓際の席に座る



『お前、教師に向かってウザイなんてひどいやつだな』


おぉっと?!


これはまたもや言い争いの予感。


「桐ちゃん、教師じゃないじゃん」


先攻、夏希選手の攻撃です。



『はぁ?俺、歴とした教師じゃん』


後攻、桐ちゃんの攻撃。


若干押され気味か?!


「ぷっ!まじで言ってるの?

誰がどうみても桐ちゃん教師じゃないじゃん」


先攻、夏希は容赦ない。



『おい、夏希………』


桐ちゃんはかなりのダメージを受けた様子



「はい、はい。もう終わりね」


ここで私の登場


これ以上桐ちゃんが傷つくのは可哀相だからね


『で、お前らなんでここにいるんだよ?』


桐ちゃんは疲れ切っている



「勉強しにきた!!」


夏希のウソつきめ…


本当は桐ちゃんに会いに来たんでしょ?


私に分かるんだからね




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