叶わない恋。





『桐島先生…ですよね??』

そこへ爽やか笑顔で登場した島先生。


『島先生、よろしくお願いします』

俺はイスから立ち上がり手を差し出す。


『こちらこそよろしくお願いします』

そう言って俺の手を握る島先生。


ってか島先生…かなり格好いいんですけど?

俺が女だったらイチコロだ。


なんて考えていると


『僕、中村って言います。
国語担当してて隣のクラスの担任です。』


中村も立ち上がり島先生と握手を交わす。


『ってか島先生って若いですよね。

今、何歳なんですか??』


なんだコイツ…

中村、お前はフレドリー過ぎるぞ。

と、思う俺。


『僕は今”23"です。』


………にじゅーさん??

若っっっ!!!!


『今まではどこの学校にいたんですか??』


俺は頭の上で飛び交う言葉たちをただ眺めているだけだった。


『僕、ちょっと体調壊しちゃって
2週間くらい前にやっと退院できたんですよ。


で、丁度ここの学校の面接が合って、
受けたら合格したんです。』


満面の笑みの島先生。


なんか無駄に爽やかすぎるよな…






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