叶わない恋。
それから2週間くらい経ったある日。
『桐島先生、3番にお電話です。』
職員室にいると俺あてに電話がかかってきた。
『あ、はい。』
俺はそう言って受話器を取った。
『もしもし?桐島か??』
電話の相手は
『先輩。』
夏希たちに声をかけてくれた俺の先輩だった。
『合格発表だ。
多分、明日には書類が届くと思うんだが…
どうしても先に伝えたくてな。』
そうか。
もう結果が出たんだ。
どうか、3人とも合格してますように。
と、心の中で願う。
『合格したのは……………』