指切り~in幼なじみ~
お互いの体温を感じながらいつの間にか寝ていた。
俺は夢を見た。
唯と一緒に住んでる夢。
これが結婚生活なのかただ同棲なのか分かんないけど幸せそうで羨ましかった。
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「帰りたくないね」
「そうだな」
翌朝、泣く泣くこの旅館とさよならした。
唯はマジで泣きそうだった。
「また連れてきてやるから」
「約束ね」
行きと同じく電車に乗り家を目指す。
家に着くまで唯の手を離すことはなかった。
「だから繋ぎ方エロいって」
「昨日ヤってねーから溜まってんだよ」
「なっ!?……昨日は紳士だったのに」
あんなのあれっきりだ。