愛シ病
私がこの場所に連れられて来たのは小学六年生の時だった。
私はまだ幼かった。なぜこんな場所に来なければならないのかってその時思っていた。私はまだ幼かったから。
たまにその時の記憶が頭を掠めてくる…あの頃は良かったと私の中の私が囁きかけてくる。
『お母さん…元気かな…』
私は虚しくなる事が分かっていながらもこうしてたまにお母さんお父さんやおばあちゃんの事を思い出す。もう何年も会ってないのだから…。
私と私の家族を引き離したのは…私の中にある…『愛シ病』と言う病気だ。
私がその病気と診断されたが小学六年生の夏だった。
そこは今でも覚えている。
私が住む街にある、少し大きな病院。
少し体調が悪くなった私を手を引き連れて行くお母さんの姿。
まさか…それからすぐお別れになるなんて………
思いもしなかった…。
私はまだ幼かった。なぜこんな場所に来なければならないのかってその時思っていた。私はまだ幼かったから。
たまにその時の記憶が頭を掠めてくる…あの頃は良かったと私の中の私が囁きかけてくる。
『お母さん…元気かな…』
私は虚しくなる事が分かっていながらもこうしてたまにお母さんお父さんやおばあちゃんの事を思い出す。もう何年も会ってないのだから…。
私と私の家族を引き離したのは…私の中にある…『愛シ病』と言う病気だ。
私がその病気と診断されたが小学六年生の夏だった。
そこは今でも覚えている。
私が住む街にある、少し大きな病院。
少し体調が悪くなった私を手を引き連れて行くお母さんの姿。
まさか…それからすぐお別れになるなんて………
思いもしなかった…。